#0072/9999 Q&A集 ★タイトル (88VAUSER) 95/11/01 00:00 ( 65) 8.8 VAで聞けるMIDIデータは? ★内容 A: VAのMIDI環境は他の機種に比べて、必ずしも良いとは言えません。確かに インタフェースは98のものが使用できるだけ良いのですが、対応ソフトが少 ないのです。 VA単体で聞くことのできる(当然MIDI楽器は必要です)データ形式として、 以下のものがあります。 なお、対応ソフトによってサポートされないMIDIインタフェースもあるの で注意してください。 ・マイクロミュージシャン形式(.MM) マイクロミュージシャンVAで作成・演奏できるデータです。 MIF-201以外では演奏できないようです。 ・RCM Ver1形式(.RCM) COME ON MUSIC社のRCM-PC98やRCM-PC88で作成されたデータです。 流通しているデータのほとんどはMT-32用のデータです。 VAではKuma氏が作成されたPLYRCMを使用することで演奏ができます。対応 MIDIインタフェースはMIF-201とRS-232Cタイプで、それぞれ別々の実行形式 ファイルになっていますので注意してください。 このプログラムでは、MT-32用コントロールファイル(.MTD)もサポートし ており、MT-32の機能を活かしたデータも演奏可能です。 なお、PLYRCMは、「プレイMIDI」の#1783(RS-232C)、#1784(MIF-201) にアップされています。 データの作成は、VA単体ではできないようです。 ・RCM Ver2形式(.RCP) 「レコンポーザ形式」とも呼ばれているデータで、現在もっとも多く流通 しているデータです。PC-9801上では「レコンポーザ」というソフトで作成出 来ます。 VAではKuma氏が移植されたPLAYER.EXEと、ひまじん氏が作成したPLYRCPと いうソフトで演奏できます。PLAYER.EXEはMPU-PC98あるいはその互換ボード 用で、PLYRCPはMPU-PC98とMIF-201とRS-232Cタイプをサポートしています。 なお、PLYRCPではMIDI音源にCM-64を想定していますので、GS音源用データ は正常に演奏できない場合が有ります。また、GS/GMコントロールファイル (.GSD)はサポートしていません。 データの作成は、Hajime Koike氏が作成されたCVS.EXEを使用すればVAでも 作成が可能です。CVS.EXEは、レコンポーザの画面イメージをテキストファイ ルで記述したものを.RCPファイルに変換してくれます。なお、CVS.EXEはDOS 汎用です。 PLAYER.EXEは「プレイMIDI」の#1635に、PLYRCPは最新版がOSLのMUSICOSL にアップされています。CVS.EXEはVAクラブにはありませんが、MIDI関連の SIGを探せばあると思います。 ・標準MIDIファイル(.MID) MS-Windowsや海外のシーケンスソフトで多く使用されているデータ形式で す。 VAでは直接演奏はできませんが、Hajime Koike氏が作成されたCVR.EXEを使 用してRCM Ver2形式にすることにより演奏が可能になりますが、完全には再 現できません。なお、CVR.EXEもDOS汎用です。 上記以外のデータ形式のファイルでも、コンバータ等で.RCPにしてしまえ ばPLAYER.EXEまたはPLYRCPで演奏ができます。私が知っているDOS汎用のコン バータはCVRしか知らないのですが、探せばまだあるかもしれません。 余談ですが、市販ゲームソフトでは「幻影都市」(マイクロキャビン)が、 VAでのMIDI演奏をサポートしています(RS232Cタイプのみ対応。音源はMT32 やCM-32L/CM-64のみサポート)。おそらく最初で最後のVA用MIDI対応ゲーム ソフトではないでしょうか? <<< end of article >>>